「人間は『心が折れる』からこそ価値がある 人工知能時代に成功する人の考え方」
著者:苫米地英人、発行所:PHP研究所
かつてアメリカのイェール大学とカーネギーメロン大学で人工知能の研究を行っていた著者による、これからの人工知能時代における、人工知能に対する考え方を教えてくれる本。
著者は以下のような事を一番伝えたかったのではないかと思う。というか、私が本書の中での最重要メッセージとして受け取った。
情動が必要な仕事はAIに取って代わられることはない
例えば、弁護士を例にとると、法律を理解したり、判例を読み込んだりは人工知能の方が得意である。しかし、裁判では依頼人を有利な立場にするために裁判官もしくは裁判員の情に訴えかける事が必要である。AIでは情に訴えかけるという事はできない。人間は感情で動く生き物である所以なのだろう。
情動=人間というものを研究し、その成果を仕事に生かすことが、これからの時代にお金を稼ぐことにつながるのではないかと思います。
最後に、本書を読めば巷で囁かれている人工知能に関するウソに騙されずに済みますよ。
今日は以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こうじ