著者:岩井勇気、発行所:新潮社
お笑いコンビ「ハライチ」として活動する岩井勇気さんによるエッセイ。驚いたのが著者自身、ネタやツイッター以外で文章を全く書いたことがなく、それどころか小説、コラム、エッセイの類を読んだ事がないという事。そんな人でも本1冊を書くことができるのか。。。
よくよく読んでみると、何もしなくてもネタが思いついたわけではなく、著者曰く「常に日常生活の中で題材を探しているので、どんなことに対しても自分の視点を持てるようにはなった。ぬぼーっと何も考えず、耳の穴から脳みそを垂れ流しながら生きていくこともできるが、普段色々考えながら生活してみるのもそれはそれで楽しいものだ」。
日常生活で目の前で起こったことに対して、特に考える事もせずスルーしていくのもラクな生き方ではあるかもしれないが、些細な事でも気にかけて、想像を巡らすことで、これまでの自分ではすることがなかった体験をすることができ、成長できるのではないかと思う。
今日は以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
こうじ