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異邦人(まんが学術文庫)

異邦人(まんが学術文庫)

原作:カミュ、発行所:講談社(講談社まんが学術文庫)

 ノーベル文学賞受賞作家・カミュの「異邦人」を漫画化。人間というのは社会的存在かそれとも個人的存在か。多くの場合、個人的存在と認識されているのかもしれませんが、社会の中生きていくにはどのように振舞わないといけないかは決められていて、それからはみ出すような振る舞いをしたら、社会から追い出される。そういった事をカミュは伝えたかったのかな、と思います。原作を読んでみたくなりました。

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こうじ

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究極のビジネスマン ゴルゴ13の仕事術

究極のビジネスマン ゴルゴ13の仕事術

著者:漆田公一、デューク東郷研究所、発行所:祥伝社(祥伝社黄金文庫)

 コミック「ゴルゴ13」シリーズに登場するデューク東郷の仕事術を「秀才」、「凡人」「バカ」の仕事術と比較しながら紹介してくれる本。
 デューク東郷の仕事術はゴルゴ13での設定だからこそできるのでは?、と思ってしまうものもありますが、一流の仕事をこなすデューク東郷の仕事に対する姿勢を見習うことはできると思います。
 また、比較として紹介されている「秀才」、「凡人」「バカ」の仕事術から自分の仕事のやり方を振り返って、良い点や反省点を気づかせてくれました。

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こうじ

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伊豆の踊り子(文芸まんがシリーズ 新装版)

伊豆の踊り子(文芸まんがシリーズ 新装版)

原作:川端康成、発行所:ぎょうせい

 名作と言われている古典を読みたいなぁと思い、これまでに挑戦してみたことはあったのですが、現代とは異なる表現など、読みにくく挫折すること数回。。。そこで、漫画を探してみたらありました。
 まずはノーベル賞作家・川端康成の「伊豆の踊り子」を読んでみました。漫画シリーズを読んだので、後々紹介していきます。

 20歳の学生である『私』は一人旅で伊豆へ。その道中で旅芸人の一行と遭遇し、その中のある踊り子に関心を持つ。踊り子たちと交流していくなかで、自身の事を孤児育ちで性格が歪んでいると思っている『私』の心がほぐれていくというストーリーです。

 正直に言うと、あまり感じるものはなかった。しかし、Amazonのレビューを読んでみると、「日本への愛情が伝わってくる」、「日本人なら読むことをおすすめする」といったコメントがあったので、原作を読むと違うのかなぁ、と。
原作を読んでみようと思います。

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こうじ

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空飛ぶタイヤ 上巻・下巻

「空飛ぶタイヤ 上巻下巻

著者:池井戸潤、発行所:講談社(講談社文庫)

 走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃する事件が発生。そのトレーラーのメーカー・ホープ自動車はトレーラーを所有する運送会社・赤松運送の整備不良との結論を出していたが、その結論に納得できない運送会社社長の赤松が大企業の思惑などに振り回されながらも真実を追求していく。

 この作品は2018年に映画化されているようですね。
 『善』の赤松社長と『悪』のホープ自動車の闘いという構図が成り立っていて、そこが見どころなのかなと思いますが、私は作品中に登場するホープ自動車の従業員の姿に感じるものがありました。
 おそらく彼らは自社に過失があるとは思っておらず、自社の論理の中で仕事を進めていたのではないかと思います。その結果、赤松の妨害をすることになるのですが。これはある程度の規模の会社の社員だったら誰しもが陥る危険性があるのではないかと思います。組織の中で自分がやりたいことを通すには組織の論理を身につけ、立ち居振舞うことも必要だとは思いますが、その組織の論理に雁字搦めにされてはいけないなと。

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ラストライン

ラストライン

著者:堂場瞬一、発行所:文藝春秋(文春文庫)

 定年まであと10年で警視庁本部から所轄へ異動となった、ベテラン刑事・岩倉剛は”事件つき”していることで有名で、これまでの行く先々で事件に遭遇していた。今回も例に漏れず異動初日に殺人事件が発生(その所轄管内ではここ数年重大事件が起きておらず、暇と思われていたのだが・・・)。岩倉は同時期に交番勤務から所轄へ異動してきた伊東彩香とともに事件捜査にあたっていく。
 殺人事件の被害者は一人暮らしで周囲との交流もない70歳の老人。殺人事件の捜査が進んでいくと同時に、松宮真治という新聞記者の自殺の一報が入る。岩倉たちは殺人事件と松宮が自殺した原因の捜査の両方を進めていくが、関係のないと思われていた2つの事件が次第に繋がっていく。

 アナザーフェイス、追跡捜査係シリーズ、鳴沢了シリーズと堂場瞬一の作品を読んできて、久しぶりに堂場作品を読んでみました。私が堂場作品にはまった理由でもある、捜査を進めていくうちに手に入れた情報を基に少しずつ証拠を積み上げていくというスタイルは今作品でも健在でした。ラストラインはシリーズものとして既に第2弾、第3弾が発売されているようなので、購入しようと思います。

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こうじ

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レゾンデートル

レゾンデートル

著者:知念実希人、発行所:実業之日本社

 末期癌を宣告され、自暴自棄な生活を送っていた医師・岬雄介は不良に絡まれて暴行を受けてしまう。その不良へ復讐することが絶望していた彼の生きる希望となる。自分に暴行を加えて不良を見つけ出し、殺害してしまった岬。そこへ世間をにぎわす連続殺人鬼・ジャックから電話がかかってきて、不良殺害の捜査攪乱と引き換えに共犯となってしまう。

 ジャックの指示のもと殺人を行っていく生活を送る岬ですが、ジャックが殺害を指示する人物とは、麻薬を売りさばき未成年を食い物にするディーラーの元締め、知的障害者の子供たちへ性的暴行を繰り返していた学習塾経営者、たちの悪い闇金のトップなど法的に裁かれない悪人ばかりであり、そのため、岬は正義を遂行していると自身の殺人という行為を正当化するようになっていました。
 しかし、ある出来事をきっかけに、ジャックに殺人をやめさせようと翻意し、ジャックの正体を突き止めるために動き出します・・・。
 
 謎解き物で、主人公の設定が「余命わずか」という小説を読んだ記憶があまりなかったので、謎解きと「余命わずか」の主人公という設定がどのようにマッチしていくのかを楽しみに読み進めました。
 岬が先輩医師から学んだ教訓で、私が気に入った言葉。

『死』は敗北などではない。もっとも重要なことは『死』から逃れることではなく、『死』を受け入れるまでにいかに意味のある『生』を送れたのかなのだ。

 この言葉が伝えたかったからこそ、筆者は「レゾンデートル」(存在理由)というタイトルを選んではないのかなと思いました。

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時限病棟

時限病棟

著者:知念実希人、発行所:実業之日本社

 何者かに襲われ病院に拉致され監禁された5人の男女。その病院ではかつて非合法な臓器移植が行われており、現在は廃病院となっており、監禁された5人の共通の知人であり自殺した芝本がプロデュースしたリアル脱出ゲームの舞台となるはずだった。
リアル脱出ゲームのごとく5人へ次々と謎が出されるが、その目的は、5人の中から自殺したと思われていた芝本を殺した犯人見つける事だった。

 物語の舞台が「仮面病棟」の舞台となった病院でもあり、続編かと思ったが、独立して楽しめる内容となっています。出題される謎を解くたびに明らかになる5人の真実、そして、徐々に解決に近づいていく感覚が面白かったです。

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仮面病棟

仮面病棟

著者:知念実希人、発行所:実業之日本社

 医師・速水秀悟が当直のバイト先の病院で籠城事件に巻き込まれる。籠城犯は病院近くのコンビニでの強盗後、女性を人質に取り、この病院に逃げ込んできたのだ。速水と人質の女性、病院に残っていた院長、当直の看護師2人の5人が病院に閉じ込められた。さらに、病院内で殺人事件が発生。
速水は人質の女性とともに脱出を試むが、次第に病院に隠された秘密や犯人の狙いが明らかになっていく。

 事件そのものだけでなく、その事件の原因や関係者のバックグラウンドがページを追うごとに次第に明らかになっていき、最後の1ページまで驚きの連続でした。また、いたるところに伏線が張られており、結論が分かったあともそれらの伏線を確認するために所々読み直してしまいました。

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こうじ

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その他

【Excel2016】「セルの書式設定」ショートカット

 表計算ソフトExcelを使用していると、セルの書式設定ダイアログボックスで操作セルの設定を行うことがよくあると思います。例えば、表示形式の設定、罫線の設定、などなど。

セルの書式設定ダイアログボックスを表示させるショートカットキーは

「Ctrl」+「1」

ショートカットキーを使用せずに、セルの書式設定ダイアログボックスを表示させるには、

操作セルでマウス右クリックし→「セルの書式設定」を選択

なので、そもそも操作は多くないですが、ショートカットキーを使用することによって作業スピードは向上したように感じます。

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こうじ

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あなたはあなたが使っている言葉でできている

あなたはあなたが使っている言葉でできている

著者:ゲイリー・ジョン・ビショップ、

発行所:ディスカバー・トゥエンティワン

 本書の帯には「頭の中の言葉を置き換えれば人生はうまくいく!」と書かれている。言葉と人生の関係で有名な文句に「言葉が変われば思考が変わる。思考が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば人生が変わる」というものがある。人生において使うべき言葉が書かれているのかと思ったが、日々を過ごすうえでの「心がけ」が書かれており、その心がけを実践にするには言葉の使い方が重要である、という事が本書の言いたいことなのではないかと思う。

以下、私の心に残っている内容。

「人は人生のほとんどを自動操縦モードで過ごしている。意識的に何かを考える事のないまま、ぬかるみを這い進んでいる」
ある研究によると人間の日々の行動の95%は無意識的なものだということ。つまり。日々の言動に意識を向けて、何を言うべきか・言わないべきか、何をするべきか・しないべきか、を気をつけることによって人生を変える近道ができる。

「行動が思考を変える」
著者曰く、行動を変えることが思考を変える一番の近道になる。確かに、とりあえずやってみたら、それに没頭しているという事はよくある。没頭した結果、成果が出て人生も変わる。

つべこべ言わず、とりあえずやってみる。

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こうじ